前回は
言語学習ストラテジーの直接ストラテジーは補償ストラテジー、記憶ストラテジー、認知ストラテジーの3つに分けられました。
今回は間接ストラテジーについてみていきましょう。今回も3つに分けられます。
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間接ストラテジーの分類
間接ストラテジーには、メタ認知ストラテジー、情意ストラテジー、そして社会的ストラテジーに分かれます。
メタ認知ストラテジー
メタ認知ストラテジーとは、メタ的に認知するストラテジーなんです。
なるほど!「メタ・・・」。「・・・めた?」何それ?きっととろけるくらい美味しい食べ物なんでしょう笑。
と言う冗談はさておき、簡単にいうと勉強の計画をたてたり、目標を定めたりすることがこのメタ認知ストラテジーです。
「メタ」と言うのは、よく辞書では「高次の〜」なんてありますが、ここでは鳥の目線で自分を見るのをイメージしたり、または自分が幽体離脱して、魂の自分が、実体の自分を見ているようなものだったり、自分が逆上して怒っているのに、「あれ?自分怒ってるな。」と、ある種冷静に分析するのもそうです。「メタ」とは客観視するイメージでいいと思います。
漫画のなかで、漫画のキャラクターが「こんなことありえないよ。マンガじゃあるまいし。」みたいなことを言うのユーモアをたまに見ますが、これはメタ発言ということになります。
ここでは、自分を客観視するために、勉強計画を立てたり目標を定めるので、メタ認知ストラテジーと言います。
直接ストラテジーの認知ストラテジーと間違えないように意しましょう。
[sitecard subtitle=認知ストラテジーはこちらの記事から url=https://tak-japan.com/learning-strategy2/ target=]
情意ストラテジー
情意ストラテジー、これはなんとなく文字から推測しやすいのではないでしょうか。感「情」だったり「意」志のストラテジーです。
ですので、やる気を高めるために、チョコレートをパクパク、ご褒美にケーキをパクパク。
食べてばっかりですね。
他にはリフレッシュのために散歩するなどもそうだと思います。
他には、夏休みの終わりにやる宿題地獄はいやだから勉強することやテストの順位を下げたくないからやることや上司にガミガミ言われたくないからやることもこの情意ストラテジー当たります。
勉強するモチベーションを高めるのがこの情意ストラテジーです。
社会的ストラテジー
社会的ストラテジーもわかりやすい方だと思います。
勉強するために社会を使う作戦ですね。
社会を使うとは、周りの環境や、人々を使うということです。
よく英語をマスターしたいなら留学するのが一番だといいますね。
それが正しいかはさておき、留学はこの社会的ストラテジーを使っています。
英会話のために駅前留学してみたり、好きな人同士が集まるサークルに入って情報収集したりすることもこの社会的ストラテジーです。
環境を変えて、勉強を捗らせるストラテジーが社会的ストラテジーです。
おわりに
いかがでしたか。
今回で言語学習ストラテジーはおしまいです。これは勉強する我々にも、日本語学習者の分析にも使えると思うので最初のテーマとしました。
個人的意見ですが、情意ストラテジーと社会ストラテジーはかなり重要なのかなと思います。
多くの人は、情意ストラテジーを無意識に使っている印象ですが、僕は特に社会的ストラテジーを強調したいです。僕はいくらやる気をコントロールしようとしてもやりたくないときはやりたくないんですよね。
だったら環境に自分を無理やりねじ込んでやらざるをえない環境を作ってあげると逃げられないですし、他の方からも刺激をもらえて頑張ろうとなります。
どのストラテジーに重きを置くかは人によって違うと思います。どのストラテジーが得意かに気付ければ効率が上がってすこしでも楽になると思います。楽して勉強。これに尽きますね。
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参考にした本