今回から音声を見ていきたいと思います。
一気にやっても混乱するので少しずつやっていこうと思います。
個人的な感覚ですが、母音と子音の仕組みが理解できれば、音声の勉強が70%くらい終わったといってもいいかもしれません。なぜならつまずきやすいところですが、一度その地点を過ぎてしまえばそんなに大変ではないと思うからです。
それでは基本からいきましょう。
有声音と無声音
人間は呼吸をして生きています。そして言葉を話します。
さてここで早速試してみてください。
あなたは息を吸いながら、声を出せますか。
どうでしたか、息を止めるか、宇宙人でない限りできなかったと思います。
音声を考えるとき、肺から吐く息がポイントということです。
次に吐く息の代表例であるため息をついてみましょう。「ハァー」と息だけが出る音に聞こえると思います。これが無声音と呼ばれます。
無声音とは、声帯が震えずに、息によって作られる音です。手を喉に当てて何かを言ってみて、喉が震えないと無声音になります。
一方で、「あー」と喉に手を当ててみながらいってみると、力強い声と、声帯の振動を感じると思います。
声帯の震えとともに出される息の音、それが有声音です。
母音と子音(簡易)
母音とは、「あ、い、う、え、お」のことです。
子音とは、アルファベットのA〜ZからA、I、U、E、戻るの5つを除いたものです。
母音も子音も口から出る音なので有声音と無声音に分けられます。
母音は簡単で、全て有声音です。
子音は有声音の子音もあれば、無声音の子音もあります。
日本語では、「カサタハパ行」の子音部分、つまり、日本語では、「k、s、t、h、p」が無声音の子音となります。
覚えにくければ、「パパは坂田(p,h,s,k,t)」と覚えてもいいでしょう。坂田といえば、僕は大阪のアホの坂田さんが浮かびます。
❇︎ 英語では、無声音の子音は他にもあります。
おわりに
今回は有声音と無声音、母音と子音の基礎部分をみました。
今後母音と子音(特に子音)を深くみていく時、有声音と無声音はとても重要になるので、ぜひ記憶の片隅に置いておいてください。
日本語では、1文字=子音+母音の組みあわせであり、母音が全て有声音なので、喉に手を当てて声帯振動の有無によって有声音化無声音化を判別することは難しいです。
よって、ぜひ「カサタハパ行」か「パパは坂田」を覚えておきましょう。
参考にした本